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【論説・コラム】常識を疑うことで現実を正しく理解できる

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毎年4月と10月、同居する父親との間に諍いが生じる。

小さな日本列島といえども地域差はあろうが、関東地方はこの時期、乾季の冬と湿潤な夏との移行期にあたり、気温よりも湿度こそが住宅回りの環境を大きく変える。

10月から4月までの冬季は1日に1度程度の空気入れ替えを除き窓をできる限り閉め、浴室の窓は閉める一方で屋内用のドアは乾燥防止のためにできる限りオープンにしておく。反対に、4月から10月までの夏季は浴室の窓を開け、エアコンを使用する部屋を除き、屋内の風通しを常に良い状態に保つ。

四季折々とは言うものの乾湿が体に及ぼす影響力を鑑みた場合、日本は二季と捉えた方が様々な不都合を防止できる。湿潤な夏季はカビも生えやすいし害虫も入りやすい。空気も汚れやすいので、とにかく風通しが大切である。反対に、乾季は乾燥を嫌う我々の体の大敵でもあるので、屋外の乾燥した空気はシャットアウトしたい。加湿器も利用しつつ浴室の蒸気も上手に屋内に取り込みたい。

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