kokutai「日本への回帰」「揺るぎなき国体」
【日本への回帰】 孝明天皇の攘夷のご精神(1) 展転社代表取締役 荒岩宏奨
弘化3年(1846)2月13日、孝明天皇が践祚あそばされた。この時代は、欧米列強が日本に開国や開港を頻繁に要求してくるといふ外患の危機高まる政治情勢であった。
孝明天皇践祚前後の政治情勢を確認しておかう。
天保10年(1839)にはイギリスと清国の間でアヘン戦争が勃発し、3年後の天保13年には清国が敗北し南京条約が締結された。そして上海など5港が開港され、香港が割譲された。
清国を攻略した欧米列強諸国の次の目標は日本である。
天保15年(1844)3月、フランスの軍艦が琉球に来航し、通商を要求。同年7月にはオランダ国王からの親書が届いた。親書には、アヘン戦争で敗北した清国の二の舞にならないやうにと、開国を勧告する内容が書かれてゐた。
弘化2年(1845)3月にはアメリカの捕鯨船が浦賀に来航し、漂流民を送還。同年5月にはイギリスの軍艦が琉球に来航し、通商を要求。7月にはイギリスの測量艦が長崎に来航し、測量を要求。
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