hiidyrukuni「日いづる國に生れて」
【日いづる國に生れて】 唯物論のあいうえお表で和歌を語るなかれ 我が國語を愛し學ぶ國民の會 代表 高見澤絹江
一、 「あいうえお表」とは敗戰後假名遣ひの事である
當方の小學生時代には未だ「五十音圖」が敎科書に載つてゐた。や行とわ行に空欄が有るやうな代物ではあつた。
とは言へ「五十音圖」とされてゐた。
然し今や、その名は「あいうえお表」ださうだ。五十音無いのだから當然と言へなくもない。
だが、この現實を皆樣はどう受止めるであらうか。
二、 あいうえお表(敗戰後假名遣ひ)の本質
正假名遣ひ(歷史的假名遣ひ)と敗戰後假名遣ひの違ひを、單にや行とわ行が有るか無いか、は行を時にわ行と同じ音のやうに讀むか否か、位の差だと御考への方が大半ではなからうか。
だから、大差無し、重視に値せず、と思つてはゐないだらうか。そこが根本的に閒違ひなのだ。
例へば、正假名遣ひでは、「えう・あう・やう・えふ・よふ(ゑふ)」は全て「よう」と讀む。(但し、それは「よう」のやうに聞こえるといふ意味においてである。)
然し、敗戰後假名遣ひでは「よう」は「よう」のみである。これが何を意味するか。
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