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【論説・コラム】悪逆非道な成り上がり大国・中国
※イメージ画像
中国という国家を連想する時、20世紀までであれば「列強諸国に苦しめられてきた歴史と文化ある東アジアの同胞」と、多少の共感を持って語ることができたかもしれない。
1972年生まれの著者の場合、キン肉マンに登場するラーメンマンのイメージが近く、子供の頃から「目立たないが、いざという時頼れる陰の実力者」「黙々と努力しながらドロッとした残忍性も併せ持つスピンオフ限定での主人公」という印象を持っていたことを記憶している。全幅の信頼は置けないクセ強の個性的サブキャラという設定が違和感なく五感に浸み込み、90年代に観光で訪中した際は多少の好感度もあったことを憶えている。
しかしここ20年ですっかり変貌を遂げた。人口14億人の潜在能力が経済成長でブレイクスルーし、政治・軍事力で他国を圧倒し始めた。独裁者・習近平国家主席は覇権国への野心を隠そうともしなくなった。「世界が中国と繋がる一帯一路構想」「広い太平洋を中国と米国で二分すれば良い」などなど。かつて地中海を制したローマ帝国の皇帝にでもなったかのような傍若無人な言動の数々である。
2020年、武漢発のコロナウイルスが世界をパンデミックに陥れたことも何ら悪びれない。日本人であれば責任者が相次ぎ自殺してしまうほどの混乱をもたらしても、中国共産党(中共)は謝るどころか「米国が持ち込んだ」と根拠なき責任転嫁で言い逃れ、嫌われついでに香港も直接統治に乗り出し、印中国境や南シナ海、尖閣沖と相次ぎ隣国との境界を脅かし、気にくわない台湾や豪州には貿易制裁を課すという唯我独尊ぶり。
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