１月１１日、思想家鈴木邦男先輩が亡くなられた。享年７９歳。

昨日５日、都内でご縁のあった人たちの集会が開かれた。

私が「先輩」と呼ばせて頂くのは、昭和４４年５月の全国学協（全国学生自治体連絡協議会）結成のその日、九段会館の席に居て、初代委員長に就任された先輩の姿を敬意を以て仰ぎ見たのだが、僅か１か月で退任され驚愕したことに始まる。

神宮前の学協事務所で先輩たちが侃々諤々、甲論乙駁、激論されている姿を新参加盟学生として呆然と眺めていた。ｲｯﾀｲﾅﾆｶﾞｱｯﾀﾉﾀﾞﾛｳ？

 

爾来、半世紀が経過し、拉致被害者奪還活動に関わった頃から興味を持たれたのか、デモの指揮を執るときなどに記者さんを伴って現れ、「コンドークンの指揮ぶりを見に来たよ」なんて笑顔で仰ったりして、激励して下さった。ﾋﾞﾋﾞｯﾀ･･･

 

昨日の集会は故人と直に関わりのある方々に案内があり、いわゆる自称保守の類は皆無。

うちからは３名で参加。

 

澱みない進行役の手腕もあり、故人の思想と行動について様々な論考が為された。

どなたも穏やかに思うところを語り、追悼集会のような趣となった。

※内容について紹介することは控えるのが賢明と思うのここでは触れません。

 

先輩を偲び、いくつかの新たな解明事項がある有難い集いであった。

心からご冥福をお祈りいたします。