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【オンリーワン!】 3 著者インタビュー Mr. Joseph Delmastro 『Cultured Gaijin―A Japan Memoir of Bushido Beginnings』
日本の文化を愛した外国人は多くいる。2019年に亡くなったドナルド・キーン氏は古典芸能や伝統に精通し、終生日本の研究を続け文化勲章も受けている。他にも多くの外国人が日本人も忘れている日本の文化や伝統、歴史について語っている。
今回はその貴重な日本を語る外国人をご紹介したい。
著者の本業は実業家であり、2022年作家としてデビュー。
『Cultured Gaijin―A Japan Memoir of Bushido Beginnings』を上梓した。
アメリカ生まれ、現在オーストラリア在住である。米国イリノイ州でイタリア系カトリックの14人兄弟という大家庭で生まれる。カトリック系の小中学高校卒業後東イリノイ大学に一年通学後1976年に米空軍に入隊。1985年に通信制度を利用しカリフォルニア州にあるコロンビア・パシフィック大学を卒業し英語教育の学士を取得という経歴である。。
■日本の初印象は?
1977年、21歳の時に兵役で日本に来ました。空軍座間キャンプで米国の情報組織と共に仕事をする任務でした。イリノイから東京まで24時間、7月6日早朝4時30分に到着しました。旅の疲れは相当ありましたが、その足で富士山に登頂したのです。実は私のスポンサーであるマイクさんという方に誘われたのです。マイクさんのおかげで日本に関心を持った経緯でした。その感謝を込めて本書をマイクさんに捧げています。日本で最初の夜を富士山山頂の山小屋で過ごし、日本で初めての朝、御来光を拝んだのです。このまたとない経験で「日出ずる国」を好きになるのも自然なことで、私のその後の人生に大きく影響する出来事でした。翌8月、座間キャンプに配属中だった私はメリーランド大学で日本語を学び始めました。夜間は小田急線相武台前駅近くの小さな喫茶店で過ごすことが多く、そこで日本語の勉強に精を出したのも懐かしい想い出です。更に1977年9月には柔道を習い始め、その2ヶ月後の11月には琴の稽古も始めました。
■『Cultured Gaijin―A Japan Memoir of Bushido Beginnings』について
2022年10月に出版され、内容はラブストーリーにを軸に私が1977年から1980年にかけて座間キャンプに配属中に日本文化、日本語、日本の伝統や歴史を学んで得た経験を盛り込んだ物語になっています。物語は私が座間キャンプに到着し、その日に富士山に登ったところから始まります。そこから琴の先生と出会い、恋に落ち…と話が展開していきます。
日本文化にどっぷりと浸かり、イタリア系アメリカ人としてのアイデンティティはかなり捨ててしまった状態になるほどの状態でした。
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