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【建築探訪】  台所の歴史 台所は神殿とは言わないまでも、家の中での最重要な場である (ル・コルビジェ)

お節料理の季節になりました。

そこで今回の建築探訪、少し趣向を変えて、台所の歴史を辿ります。

 

「男子厨房に入らず!」は今や死語となりましたね。

医者・床屋と料理人は男性専用の分野という時代を経て、いつの間にか台所は「主婦の牙城」となり、徐々に家族が集い男子も参加する「キッチン」となり、家族結束の場ともなりました。世界的な建築家のコルビジェは台所を大変大切に考え、設計した図面を見ても台所を大切にしていることがわかります。

昔々、焚火を中心に生活が始まり、そこから家族や一族が形成されていき、その結束の中心となったのが台所といっても過言ではありません。

住宅史の中で最も変化したのが台所と風呂場です。同時に台所はその時代時代の社会制度や文化度、更に人間関係を著す指数といっても良い場ではないでしょうか。

 

■台所という名称はいつ頃から?

平安朝の頃。

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