the-diet国会

【論説・コラム】パンもラーメンも毒といえば毒death

※イメージ画像

 

食べ続ければ健康に必ずしもプラスとは言えない食品を「毒物」と定義するのであれば、おそらくパンやラーメン、うどんなど小麦粉を使用した食品はかなり毒素の強い食品と言えるだろう。

 

小麦粉に含まれるタンパク質、グルテンが人体に様々なダメージを与え、万病の源になっているという考え方は、欧米ではかなり浸透している。現在35歳ながら世界ランク7位と第一線で活躍し続けるプロテニス選手、ノバク・ジョコビッチ(セルビア、敬称略)は、グルテンアレルギーだったことから、一切の小麦粉製品を摂らない「グルテンフリー」の食生活を2010年以降に採用。以後、史上最多63のビッグタイトルを獲得したほか、4大大会で21回優勝し、生涯グランドスラムを2度達成した。373週に及んだ世界ランク1位は過去最長。記録ずくめの快進撃を支えた食生活が2015年発行「ジョコビッチの生まれ変わる食事」で記されて世界中でベストセラーとなり、小麦粉への疑惑が一気に高まることとなった。

 

ジョコビッチの場合、アレルギー体質だったために、効果も大きかったと言えるだろう。しかし近年、小麦粉や米など炭水化物を多く含む穀物を主食とする食生活が健康を害しているとする研究は各所で散見されるようになった。逆に筋力アップや頭痛、生理痛などを起こさないためにタンパク質=プロテインを中心にした食事を続けることが推奨され、トップアスリートの多くが意識的にカロリー配分を考えて日々のメニューを組み立てている。

 

小生も1日2食を続けたり、主食からご飯を外すなど、コロナ禍以降は食生活の改善を続けたおかげで15㎏以上のダイエットに成功し、シックスパックもくっきりと見える体を獲得することができた。そして、夏場から取り組んでいるのが、グルテンフリーである。小麦粉だけを意識的に遠ざけている。ご飯は受け入れる。冷や飯であれば、炭水化物がレジスタントスターチ(難消化性でん粉)に変わり、むしろ腹持ちの良いダイエット食品となる。炭水化物のお化けともいえる「おにぎり」を何個食べても太りにくい理由がここにある。

記事の続きは有料会員制サービスとなります。

2023年3月より新規会員は新サイトで募集しています。
こちらでご覧ください。

Yamatopress Web News

やまと新聞は日本人による日本のための新聞社です。
会費は月額350円(税込)です。全ての記事・コラムがご覧いただけます。

会員の方はこちら