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【コラム】胸を打つ菅氏の弔辞、にも難癖をつける人
※安倍晋三元首相の国葬儀(自民HPより)
選挙期間中に凶弾で倒れた安倍晋三元首相の国葬儀が9月27日、日本武道館で執り行われた。
友人代表として弔辞を読み上げた菅義偉前首相の言葉からは、権力闘争の渦中にいた政治家2人の関係というよりも、人間臭い2人の友情関係が色濃く反映されていた。沈みかかった母国を救う使命感に駆られた愛国者2人の出会いから別れまでのエピソードを訥々と読み上げる菅氏の立ち居振る舞いからは、同志を失った嗚咽の感情を押し殺す男子の意地や矜持が強く伝わってきた。
旅立った盟友に語り掛ける思い出や心情の数々は、誤解されやすい無愛想な菅氏の裸の心から出る吐露であり、菅氏と安倍氏の政治に掛ける信念の強靭さや悔しさに身悶えせんばかりの現状が切々と伝わり、涙を抜きには聴けない魂の告白である。
まともな感性を持つ人間であれば、菅氏の言葉が欲得や支持率といった政治的打算の要素がないことは感覚的に分かるし、そのような穿った見方すらも脳裏を掠めない。
ところが、テレビ朝日の玉川徹氏は9月28日のワイドショーで「当然これ、電通が入ってますからね」と話したという。これまでも数々の失言で物議を醸してきた同氏だが、この発言は故人にも菅氏にも、或いは母国を愛する国民に対しても非礼な侮辱的発言である。
事実として電通は国葬儀には何ら関わりがなく、翌日の放送で同氏は「この発言は事実ではありませんでした。さらに、電通は全く関わっていないことが分かりました」と謝罪をした。が、一言の謝罪で済む話ではない。
確認もせずに先入観だけで断言し、国民をミスリードし印象操作を行う。日本テレビほどではないにしても、テレビ朝日もまた電通とは昵懇であり、自らの高給を大いに潤している電通を名指ししながら、2人の大志ある政治家を腐し、殿上人の目線で知ったかぶりの種明かしをしたかのようにマスコミの人間でありながらウラ取りもないウソを吐く。
玉川氏は京都大農学研究科修士過程を修了後、同社にディレクター採用された、世間的にはエリートである。偏差値に執心してきた頭でっかちにありがちな偏り人間で、記者としての最低限の不文律も知らず政治的イデオロギーに凝り固まった一方的な思い込み報道を繰り返す、事実よりも結論ありきの陰謀論者であり、自身は権力志向でありながら政治的には左翼という最もタチの悪いエリートである。左翼にありがちな「自分以外は間違っている」という思い込みが常に先行し、人情噺や英雄譚には全く興味を示さない、面白味の欠片もない人間的には「クズ」である。
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