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【近代建築訪問】 日本を代表する東京駅は 各国大使の皇居へのスタート地点
各国大使の信任状捧呈式は東京駅が出発地点
世界各国から日本に赴任する大使は必ず天皇陛下に挨拶に伺う。この行事を「信任状捧呈式」という。母国より派遣された大使はまず東京駅赤煉瓦の丸の内駅舎から皇居に向かう。
その折りの乗り物だが、車と馬車、どちらかを選ぶことが出来る。ここ3年ほどのコロナ禍の中では流石に馬車を選ぶここは不可能であるが、過去の事例では馬車を選ぶ大使が殆どであった。
使われる馬車は儀装馬車といい、皇室の貴重な儀式に運用される特別な馬車である。明治から昭和の初めの間に製造された4台が現役で活躍しているが、いずれも当時の最高の技術と美術を集約した美術品ともいえる豪華な馬車である。
皇室の御成婚に際しての馬車行列はメディアでも大きく報道されているが、この馬車も含め宮内庁が保持保全を管轄している。全長4.5m、重量1,098g、幅1.9mの4人乗りで、車体の横には金の蒔絵のご紋章が付いているという世界でも芸術品ともなっている馬車のひとつである。
日常に使用されることはないが、外国の大使が新任のおり必ずご挨拶に伺う交通手段として使用されるのが馬車である。随行する多くの馬上の騎手、車の列と共に馬車で御所へ参内する大使たちは大変喜ぶことが多く、同時に日本への好意ともなり国際親善にも大いに寄与するのが、この大使親任式の馬車使用である。
一例をあげると
往路 東京駅→行幸通り・和田倉門→皇居外苑→皇居正門→宮殿南車寄
復路 上記の逆路
となっており、車でさっと通りすぎるのではなく、街の様子などを眺めながらの皇居での拝謁は非常にインパクトが大きいのは言うまでもない。
東京駅ってどんな駅?
東京を代表する駅は数々ある。一日の乗降客数でみると新宿、渋谷、池袋がビッグ3、次いで北千住、5位が東京駅である。数々の映画にも登場していた東京の顔ともいえる上野駅は14位という以外な結果である。
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