pet「マリの喫茶室」
【マリの喫茶室】(78) ジュラシック・ワールドⅢ 新たなる支配者
映画「ジュラシック・ワールドⅢ 新たな支配者」を見た。30年にわたるジュラシック・パークシリーズの完結編である。
1993年、スティーブン・スピルバーク監督が制作した「ジュラシック・ワールド」は衝撃的だった。
以来、全ての作品を映画館で見てきたが、ついに完結を迎えた。第1作の衝撃は超えられないものの、総集編的によくできていた。その魅力をあげよう。
(1)怪獣総進撃ならぬ、恐竜総進撃
登場した恐竜は、なんと34体とか。一作目から出ているおなじみのティラノ
サウルス、ラプトル、トリケラトプスなどの人気恐竜だけでなく、これまで
の恐竜全てが出ているのは壮観。
(2)登場人物も勢ぞろい、まさに同窓会
ジュラシック・パーク1作目の3人の博士がそろって再登場。登場人物全員集合なので、全体に話が長い。150分もある。飽きるかなと思ったが、意外に飽きなかった。
すごいと思ったのは、1話から出ている3人の博士が、全員スタイルが変わっていないこと。30年もたっているのに、誰もお腹が出ていない。
(3)雪山あり、街あり、森あり、多彩なシーン
恐竜が世界中に放たれてしまった、という設定なので、恐竜が世界のあちこちではびこっている。このため、雪山、草原、森、海、街中など、あらゆるシーンで恐竜を見ることができる。
中でも圧巻なのはバイクチェイスシーン。主人公のバイクをラプトルたちが追う。狭い街中を疾走するバイク、執拗に追いかけるラプトルたち。
ジュラシック・パークは、私が初めてCG映画に圧倒された忘れられない作品。化石でしか見たことのなかった恐竜にスピルバーグが命を吹き込んだ。
ジュラシック・パークを超える映画は作れないと思うが、これで最後は何とも寂しい。最終章とのことだが、やはり5年後くらいには新しいシリーズを期待したい。
ジュラシック・パーク、ジュラシック・ワールドと世界が広がってきたので、この次はジュラシック・プラネットか?
(ハウステンボスのアンブレラ)