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【コラム】「平等」を強制する愚かな幻想
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「資本論」「共産党宣言」などの著作でマルクスが理論化し、レーニンが現実化した社会主義。農業生産の集団化や5か年計画などの実践的な試みはスターリンに委ねられ、反対勢力を粛清しながら強権政治で苦しむ人民を強制的に労働に駆り立てた。
遅れて政権を奪い取った中国共産党(中共)もまた、毛沢東による強引な社会主義政策の断行で飢餓や粛清を繰り返しながら集団のルールを徹底し、机上の空論から始まった「平等」のシステムは、えげつないほどの矛盾を孕みながら20世紀のユーラシア大陸を実験場にして展開された。
社会主義はいわば、ドイツ(マルクス)がつき ソ連(レーニン・スターリン)がこねしコミュニズム 座りしままに食うは中国(毛沢東)、という歴史上のバトンタッチが行われたともいえる。いずれの大陸国家も、その歴史を振り返れば常に血と涙が滴り落ちている。
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