安倍晋三元首相が7月8日午前11時半頃、奈良市の近鉄大和西大寺駅周辺で参院選の街頭演説中、背後から手製の拳銃で銃撃され、その後搬送先の病院で死亡が確認された。享年67歳。

その場でSPに取り押さえられた奈良市大宮町、無職山上徹也容疑者(41)は「(安倍氏が)恨みある宗教団体とつながりがあると思い襲った」と容疑を認め、「政治信条に恨みはなかった」としている。

男は2002年から3年間、元海上自衛官で勤務したものの、今回自作した銃はネット上で作り方を知り材料を仕入れたと供述しており、海自の訓練ではほとんど扱わない銃の扱いを退官後に習得して犯行に及んだとみられる。