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<専守防衛ってやっぱり愚策> 近藤誠(桜応援団代表)

昨夕、インターフォンが激しく鳴って、画面を見たら涙を一杯ためたご婦人のお顔が。
痴漢にでも追われたかと飛び出したら、「カラスが!カラスが!巣箱を襲っています!!」と。
楓の幹を見上げたらすでにカラスは飛び去り、バキバキに壊されたシジュウカラの巣箱が。
おそらく必死の防戦をしたのであろう親鳥の羽が散らばっていた。

自然って残酷で、カラスはカラスの都合で巣を襲ったのだろうが、やられた方は致命傷を負う。小さな卵を巣に残して親は行方不明。
先月はツバメの巣が襲われ、雛が孵る前に断念。親鳥は避難民となった模様。

カラスに報復したいのだけれどつまらん憲法に裏打ちされた「鳥獣保護管理法」とかのせいでこちらからは一切攻撃はできない。やったら罰金だけでは済まないのよ。
よって、カラスも法律で守られる始末。

ほら、渋谷駅頭とかで「アニマルライツ」なんて偏った動物愛護の連中が反ワクチンとかの陰謀論自称保守と並んでいるじゃん。
曰く「豚がかわいそうだから食べるのやめよう」「牛がかわいそうだから牛乳は飲むな」とか頓珍漢なことを大真面目で言っているよね。
害獣と食用の動物の区別をつけないのが平等主義、平和主義なのね

結果、ツバメもシジュウカラも「非武装専守防衛」しかなくて、敵の攻撃に晒されるしかない。
友軍のこちらとしては「集団的防衛」をしたいのだけれど無理。

人間社会でも、わが国の野党とかは「攻撃的行為は絶対反対」なんて言っているじゃん。
ウクライナを見てわかるように、「侵略は先方の都合で行われる」のが実証された。
ウクライナは必死の抵抗戦を行っている。
降伏しろとか言うオツムおかしい弁護士や、ロシアが正しいなんて蒙昧な論を張る陰謀論自称保守なんて頑迷無知な人たちもいるけれど、「戦争が起きないように軍備を整える。領土防衛のために敵基地先制攻撃もする。侵略者には断固反撃する。」というのが普通に正しいと思う。

どう考えたって「専守防衛」なんて世界に通用しない愚論。
もうやめようよ、たわごと平和主義。