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【論説】北欧のNATO入りに物申すトルコの深謀遠慮
※エルドアン大統領(ウィキペディアより)
北欧のフィンランドとスウェーデンが5月18日、ベルギーの首都ブリュッセルにあるNATO(北大西洋条約機構)本部に、正式に加盟申請した。これに先立ち、フィンランドはロシアにも加盟申請の方針を直接伝えたという。
残る障害はNATO加盟30か国の全会一致での賛成である。唯一トルコのエルドアン大統領だけが反対の意思を示している。理由は、トルコ国内で分離独立を目指すクルド人勢力を両国内に匿うなど擁護しているからだと言う。
エルドアン氏の主張によれば、非合法武装組織「クルディスタン労働者党(PKK)」の潜伏先が北欧にあり、トルコ政府にとって安全保障の脅威になっていると主張。トルコに対するNATOからの支援も少ないとしている。また、シリア内戦でも、スウェーデンがシリア北部のクルド人勢力に支援をしているとして批判。2019年のシリア北東部での軍事攻撃で、同国がトルコに科した武器の禁輸措置についても取り下げるよう要求している。
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