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電気ブランは お好き!? 神谷伝兵衛 稲毛別邸
千葉の春は美しい。
一面の菜の花畑やマーガレットが咲き乱れ、魚料理も美味しい。
そんな春の一日を千葉で過ごすのは如何でしょうか。
その折、是非訪れてほしいのが、「旧神谷伝兵衛別邸」である。
現在は千葉市民ギャラリー・いなげ内)に保存されている。
神谷伝兵衛という名は知らなくても、浅草の「神谷バー」、「はち葡萄酒」はご存じだろう。
その主が今回の建物の主人公である。
明治になり、日本酒一辺倒の酒業界も、洋酒のウイスキー(当時はホイスキーと呼ばれていたらしい)、ブランデー、ワインなどが入ってきて酒飲みたちを大喜びさせていた。
といっても、洋物は「おやっさん、ちょっと一杯くれや!」と気軽に飲む酒ではなく、銀座当たりのこじゃれたカフェで美人の女給さんから運んできてもらう酒だった。
後に「日本のワイン王」と呼ばれるようになった神谷伝兵衛は、愛知県の豪農に生まれたものの生家は没落。様々な奉公のなかで酒に興味を持ち、初志を貫徹しのちにワイン王になった立志伝中の人である。
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