pet「マリの喫茶室」
マリの喫茶室(72) 老親にパラサイトする息子、幼児にパラサイトする母
先日、90代の母親が亡くなったのを逆恨みして医師を射殺した息子がいた。
また、実の子を愛人とともに、壮絶な虐待やネグレクトの果て、殺してしまう母親の報道は後をたたない。
(1)老親にパラサイトする息子
90代の親が亡くなるのは当たり前、それがそんなにショックなのか。
そこまで依存する関係とは何か。
ずばり、その執着心は金である。愛情ではない。
おそらく、親の年金で暮らしていたのだろう。
親が亡くなったら、仕事をすればいいのだが、長年、仕事をしないで親の収入で暮らしていると、今更、働く気になれないのだろう。
働き盛りに介護離職し、親の年金だけで暮らしている人はまだまだ多い。
私の知人は、親の介護のため離職し、親が他界後、介護経験を活かし介護職についた。
こういう立派な人もいるが、介護と称して老親にパラサイトする人も多いのでは?
(2)幼子にパラサイトする母親
親の年金にパラサイトするくらいならいいが、こちらはもっと深刻で、かつ広範囲で行われている。
虐待の報道があるたびに、「そんなにいらない子供なら生まなければよかったのに」とか「児相にお願いして施設に入れてもらえばいいのに」と普通は思うだろう。
しかし、それをしない。
子どもを育てる気がないのに、執着する。
その理由は簡単。ずばり、子どもは金になる。
例えば、生活保護、成人の健康な女性は普通、生活保護は受けられない。しかし、幼子がいたらどうか?
母子家庭として、簡単に生活保護を受けられる。児童手当ももらえる。
今回の岸田総理の給付金もそうだが、臨時交付金をはじめ、子どもがいると色々お金がもらえる。
本来は、子どもの健やかな成長のために使うべきお金だが、こういう人種は全部自分の遊興費に使う。子どもにはお菓子を与えるだけ、最初は保育園に連れていくが、だんだんそれも面倒になり、あれこれ言われるのも嫌なので、家に置きっぱなしにする。
そのうち、彼氏ができて、ますます邪魔になる。
でも金はほしいので、子どもは手放さない。
男に嫌われたくないので、子どもへの虐待は見て見ぬふりをする。
こんなパターンなのではないだろうか。
もちろん、シングルマザーで一生懸命子育てをしている人も多い。
しかし、赤ちゃんの頃はかわいがっても、すぐに子育てが負担になり、同年代の友人と同じように遊びたくなり、彼氏ができ、ネグレクトをする母親がいるのも事実。
児相がアリバイづくりに面談をしている間に、子どもの命が奪われる。
ハイリスクの家庭で虐待が疑われる場合は、まずは保護する、安全が確認されるまでは返さない、こういうルールが最低でも必要だろう。
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