pet「マリの喫茶室」
マリの喫茶室(71) ウサギのマリのお正月
(1)ウサギのマリの好きなこと
ウサギのマリは、11歳6か月になる。
ウサギの平均寿命は5~6年だそうなので、もうかなりの年だが、愛らしさは変わらない。
マリの好きなこと
・冬のひなたぼっこ
・植木鉢のパセリをそのまま食べること
・朝晩もらえるりんご、にんじん、キャベツ、炒った大豆
・朝晩もらえるサプリ(乳酸菌など)
・ベッドやテーブルの下のおこもり
(2)体調変化のサイン
気ままに暮らしているマリだが、もう年なので、時々体調を崩す。
体調を崩すと、食いしん坊のマリが、途端においしいサプリや果物を食べなくなる。
体温が低下する。
隠れてうずくまる。
ふんが出ない、または小さい、下痢をする
こんな症状があったら要注意。
ウサギは何も言わないし、具合が悪いときは一人でこもってしまうので、中々気が付かない。このため、日ごろから注意して様子を見なければならない。
(3)お正月の急病
それは、暮れも押し迫った2021年12月30日のこと。
マリがサプリを出しても食べない。
触ると耳が冷たい。
ほとんどふんをしていない。
何も言わないが、調子が悪いサインである。
とりあえず、2回ほど通院した隣の駅にあるどうぶつ病院に電話したところ、翌日、12月31日の大みそかだが、診てくれるという。
とてもありがたい。
翌日、大みそかに病院に行くと、結構待っている人がいたが、すぐに診察室に案内してくれて診てくれた。常連でもないのにありがたい。
レントゲンを撮った結果、
・具合が悪いのは食滞
・今回の急変と直接関係はないが、心臓肥大、心臓の上とお腹に腫瘍がある。
とのこと。
レントゲンを見ると、身体の上半身のほとんどが心臓だった・・
心臓専門医を紹介すると言われたが、断った。もう年なので、痛い思いはさせたくない。
獣医からは、
「もう年なので、腫瘍の手術はしない。」
「ウサギの寿命をはるかに超えて生きているので、いつ死んでもおかしくない。」
「心臓肥大なので、突然死のおそれがある」
と言われた。
とりあえず、その日は、点滴をして、消化促進と食欲増進の薬をもらった。
さらに、
「明日も来れますか?」と言われてびっくり。
え?元旦なのに診てくれるとは!
マリは、その日のうちに体調が回復し、もりもり食べだした。ほっとした。
動物がもぐもぐ食べている姿は本当に愛らしい。
そして、元旦の朝、マリを連れて再び病院にいき、点滴をして帰った。
ペットも家族、大みそかでも元旦でも診てくれる獣医さんが近くにいるのは本当にありがたい。
これまで、この病院は、いつも混んでいて、予約をしても30分以上は待たされるので、あまり行きたくなかったが、混んでいる理由が分かった気がする。
私も、これからはマリをこの病院に連れていくと決めた。
(4)マリ、再び元気に走り回る
手術はしない。
心臓病の治療もしない。
と決めたものの、やはりマリには長生きしてほしい。
そこで、もらったのが「循環をよくする漢方薬」。心臓病にいいという。
サプリ程度のつもりで飲みだしたが、その日から、ますます食欲が増し、走り回るようになった。
循環が良くなるので、おなかがすくのかもしれない。
マリが、「ごはん、ごはん」と言わんばかりに、朝晩、追い回す。
「泣く子とマリには勝てないね」とか言いながら、マリのごはんを優先している。
やはり、食いしん坊で好奇心が強く、マイペースなマリが一番。
【ウサギのマリ(黒)とぬいぐるみのナナちゃん(白)】