araki「拉致問題の闇を切る」
【拉致問題の闇を切る】 「遺憾砲」と情報収集 荒木和博(特定失踪者調査会代表)
最近また北朝鮮がミサイルを発射しています。おそらく内部に相当のトラブルがあり「敵は外だ」と言わなければならないのでしょう。米国に「助けてくれ」というサインかも知れません。
変な例えですが、花火大会で打ち上げる一番大きい花火、直径1.2メートルの「四尺玉」は1発打ち上げるのに260万円とか。10発打てば花火でも3万ドルです。ミサイルだったら幾らかかるのでしょう。
しかもミサイルだけでは戦争はできません。逆にこれほどミサイルを発射していたら、一般部隊に行く物資はさらに制限されます。もちろんセールスという意味もあるのでしょうが、ミサイルを撃てば撃つほど戦闘能力は低下していきます。
さて、北朝鮮がミサイルを発射するたびに日本政府から出てくる言葉が「遺憾」。最近も北朝鮮がミサイルを発射するたびに総理をはじめとして皆さん連発しています。もちろん「遺憾砲」と揶揄されるばかりで北朝鮮にはいたくも痒くもありません。イージス艦のミサイルに「遺憾」と書いて日本海で演習するとか、記者会見するときに、コロナではありませんが「第5類の遺憾である」とか「遺憾の度合いを第2類に引き上げる」とか程度に差を付けたら多少はインパクトがあるかも知れません。
もう一つ北朝鮮のミサイル発射で乱発される言葉が「情報収集に全力を尽くす」です。「じゃあ、これまでいい加減に情報収集をやっていたのか」と言いたくなります。そもそも、どうせ何もしないのに情報を収集してどうするのでしょう。この調子だとミサイルがどこか領土の上に着弾したり、漁をしていた漁船が被害を受けても「情報の収集に全力」で終わるのではないかとすら思います。
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