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鉱山王らしい堅固な英国式洋館 大谷美術館(旧古河虎之助邸)
寅年にちなんで今回は古河虎之助邸をご紹介。
「あ、ここ見たことある!」と思う方も多いと思う。テレビドラマでお金持ちの家としてしばしば登場しているのがこの館だ。
明治から昭和初期(戦前)まで、日本にはいろいろな王様と呼ばれる方がいた。
タバコ王、山林王、炭鉱王、、、などの名称で呼ばれていた。彼らは日本の一翼を担っており、その一人が、鉱山王といわれた古河虎之助である。
古河虎之助は、明治20年、男爵古河市兵衛と柳橋の芸妓の間に生まれた。
慶応大学を卒業後、コロンビア大学に留学、いち早く世界の先端を学んだ人物である。その後、父から足尾銅山を含む事業を譲り受け、1914年第一次世界大戦と共に古河財閥として多角的経営に乗り出している。
母譲りの美貌?(男性なら美男?)で美男色男の代名詞でもある歌舞伎役者も同席を嫌がったというエピソードがある。それに加えニューヨーク仕込みのマナーなどが備わっているから、さぞやもてたであろう。妻の不二子(西郷従道)も絶世の美女と謳われ、当時のスーパー夫婦だといえる。大酒のみもといわれたが、経営する足尾銅山の鉱毒問題などが大きく響き、心痛からか溺れるほど飲んだともいわれている。
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