［令和４年壬寅歳元旦に詠む一首］

牛よりも　遅き歩みで　あらうとも

　　虎より猛く　前へ進まむ

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あけましておめでたうございます

　謹んで新春のお祝ひを申し上げます。新しい年を迎へました。旧年中は多くの皆さまから直接的または間接的にお世話になりました。皆さまのおかげさまで、健やかに新年を迎へることができ、感謝してゐます。ありがたうございました。新年も宜しくお願ひ申し上げます。

　　　令和４年正月吉日

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　令和４年を迎へたが、あひかはらず僕は元気だけを取り柄として、明るく楽しく貧しく毎日を過ごしてゐる。反省ばかりだが、後悔はない。

　虎狼難(ころな)の感染者が減少したかと思へば、オミクロンとかいふ新しい変異株の感染が拡大してきた。全国各地で市中感染が見つかり、警戒が必要だと報じてゐる。さらには、地震をはじめ雨にも雪にも風にも警戒が必要だ。

　さて、令和の御代となり、執筆活動を再開した。

本紙が愚見を発表する機会を与へてくれてゐるのは、読者の皆さまもご承知の通りである。ただただ感謝恐縮するばかりだ。この「筆は剣よりも危うし」だが、「筆は剣よりも強し」といふ格言をもじつたもので、筆すなはち言論の危険性を肝に銘じておくための自戒である。

　令和４年を迎へて、まづ取り組むのは、仮名遣ひを学びなほすことだ。新年からは本稿はもちろん、私的な文章でも仮名遣ひを正したい。所謂「新仮名」ではなく、正仮名を用ゐる。ただし、国語力が足らないため、誤りが多いかと存じますので、ご指導ご叱正の程お願ひ申し上げる。もちろん「筆は剣よりも危うし」の「危うし」は「危ふし」が正しいのは承知してゐる。

　なほ、漢字にはこだはらない。固有名詞を除いて「新漢字」を使用し、平仮名や片仮名も多用する。戦後には漢字の書き換へがあつたが、それは元々の正しい方を用ゐる。