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【論説】年賀はがきを止めるタイミング
※イメージ画像
時代の転換点となる瞬間がある。米ソ冷戦の終結はベルリンの壁が壊された1991年11月に象徴され、米国を対テロ戦争に引きずり込んだのは、2001年の9.11テロだった。
最近の国内ニュースで言えば、衆院選での下馬評を覆す立憲民主党の退潮だろうか。コロナ禍第5波の収束が与党に味方した形ではあったが、その後の報道で「立憲共産党」の共闘失敗が強調された結果、国民に立憲の不人気ぶりを印象付けることとなった。
逆に、これまで目立たぬ存在だった日本維新の会や、国民民主党に脚光が当てられ、野党と与党の中間的な位置づけだった「ゆ党」の扱いから、自公政権の受け皿に育ちそうな気配を見せている。
さて、小さな転換点の話になるが、個人的に年賀はがきの文化と決裂する転換点がやってきた気がする。年末に入り、そろそろ年賀状の準備をしなければいけないのだが、全く準備をする気になれない。この1年間、コロナ禍もあって仕事関係や家族関係の人以外との交流が全くなく、SNSでのやりとりもしなかった自分としては、もはやこの形式上のルーティンに意味を見出せない感覚が強まってしまった。
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