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牛のげっぷ!? 地球温暖化を阻めるか!!
本年度のコップ21でも、大きなテーマとなったのが温暖化対策でこれは地球規模の問題であることは明確である。
その対策のひとつとして、「牛のげっぷをいかに阻むか」が焦点となっている。美味しい牛乳やヨーグルトに欠かせない牛、ほとんど無駄な部位が無いといわれるのが牛である。
牛は人類と共に過ごして来た家畜だが、ギリシャ神話の大神ゼウスは牛に変身し、ミノタウルスは迷宮の主だった。
日本でも雅な貴族を乗せる牛車(ぎっしゃ)、また現在でも続く牛相撲(宇和島)、スペインでは闘牛など人とのかかわりも深い家畜だ。
その牛が地球の温暖化に一役かっているという。
牛には胃袋が四つあり、それぞれの胃袋で役8000種類の微生物を使って餌を発酵・分解しているのだそうだ。その作業の一環として発生するのがメタンであり、1分間に一回ぐらいが体外に押し出されるという。乳牛だと一日500リットルぐらいのガスを排出する。
世界中で牛は約15億頭いるというから凄い。日本の例でいうと牛のげっぷはバス・タクシー・乗用車から出るメタン量(658トン)よりも多くなっているという。同様に羊や山羊もメタンを排出するが、体重は比較にならないほど少ない。
そこで、このメタン排出量を抑えようというプロジェクトが始まった。なんと世界での温室効果ガスの4%が「げっぷ」だというから、環境活動家の諸氏にも、牛の撲滅運動をしてもらわなければならなくなるかもしれない。
冗談はともあれ、次のような対策を行いつつあるという。
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