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言葉の「チラリズム効果」が多発中!
チラリズムの生みの親は、女優の浅香光代だといわれる。1951年に流行語ともなった太ももチラリの舞台姿で人気を煽った。以来女性のテクニックのひとつとして用いられてもいるが、チラリズムは生身や映像の分野でのみ活躍しているわけではない。
今回は、言葉による「チラリズム」に関して調べてみた。
最近はYouTubeなどでも種々の真偽不明な情報が多産されているが、報道でもそれらを纏める言葉として「といわれています」、「推測では」、「関係者の話によると」などが横行している。昔は「事情通」が記事を仕切ってきたから、「文章チラリズム」はマスコミの歴史のほうが長いかもしれない。
彼らはまともに見える文章の中に、狙う方向性の言葉をチラリと書くことで、潜在意識にあれこれを叩き込む。何ということなしに最後に入れた、あるいは挟み込んだ一文で、「あ、そういうこともあるかも」と思わせるのである。
我が愛用書に『記者ハンドブック』と共に『現代用語の基礎知識』がある。年次で出され受験や面接などでの付け刃的に使える現代用語辞典といえる雑誌である。そこで見られるチラリズム文の一例をあげてみよう。
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