日本には7000を超える島々が存在しているゆえに島嶼防衛が最大の問題であることは言うまでもないが、【尖閣諸島】となると途端に日本政府の腰が引けるのは何故だろう。尖閣が日本領土と明確になるのを全力で阻止したい人々がいるからだが、今回石垣市が政府に提出した尖閣の標柱（所属する自治体を明記した柱）も一言の基に却下された。

「政府関係者を除く上陸は認めない。周辺海域の安定的維持管理を目的に、原則、上陸は不可である」と加藤官房長官は述べている。

　どんな街にも住所表記はあるにも関わらず、尖閣は特殊な地になることでかえって「領土問題がある」とアピールしている。

　尖閣に関して東京都が集めた尖閣資金は、日本中から資金が集まり、現在何と14億円余がプールされている。プールといえば聞こえはいいが実際は塩漬け状態で、永遠に使えない。

今回、石垣市の議決に関し、東京都の尖閣資金の動向を知りたく、取材してみた。

　尖閣資金の担当は東京都総務局である。