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気概とは具体的には大義の為に自分を捨て去ること 堀 芳康(國體護持研究家)

昔の政治家には気概があった。
来島恒喜の投げた爆弾で片足を失った大隈重信だが、むしろ、爆弾を投げて自害した来島を気づかって、年忌法要には代理人を送り続けた。

「我輩は、爆弾ぐらいで青くなるような腰抜けじゃない。そんなもの屁とも思っていない」

その言葉が大隈の気概を物語っている。

井上馨も三井の番頭と言われて、汚職政治家の筆頭のように言われたが、彼にも何としても日本を欧米の植民地にしない。その為に核になる産業を育成するという思いがあったと言われている。

国家としての自主独立、国際社会の中での主体的役割、この大目標の為には、潔く自分の事は捨て去って、大義の中に生きる。それが気概というものだろう。

国家の為なら這いつくばってでもやり抜く覚悟があるかどうか、それが本当の政治家というものだ。健康上の理由?それは気概があるのかないのかは、自分で考えて見てください。