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【論説】宴は終わる、コロナは続く

※イメージ画像

 

東京オリンピックが閉会した。パラリンピックがバトンを引き継ぐものの、メインが終われば人々の関心も急激に落ちる。

 

日本は金メダル27個を含む計58個のメダルを獲得。ともに史上最多で、記録に残る大会となった。記憶に残る名場面も数多く残ったものの五輪そのものの歴史的な位置付けで見た場合、「コロナに打ち克った」と評価できる大会だっただろうか。

 

まず、無観客と決めた判断は、大会の盛り上がりを決定的に激減させてしまった。とくにチームスポーツである野球やサッカー、バスケットボールなどは、観客の有無で臨場感がまるで異なる。大会直前にデルタ株の勢いが増したというタイミングの不運はあったものの、菅義偉首相は政府分科会や日本医師会、反体制側の圧力にあっけなく屈してしまった。

 

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