shohyo「書評」

呉智英著「バカに唾をかけろ」(小学館新書)紹介 「『表現の不自由展』は『当たり屋』」である 三浦小太郎(評論家)

思想家・呉智英著「バカに唾をかけろ」(小学館新書)は、著者のいつもながらの切れ味のいい文章で、時局を論じながら、「民主主義」「人権思想」がいかにイデオロギーに過ぎないかを立証している。そこでは、例の「表現の不自由展」についても触れられているが、一言、『人権当たり屋』の一言で片づけている。

呉氏は、そこで展示された、慰安婦を象徴するとされる少女像は、韓国では日本大使館前を含め各地に自由に「設置」されている(アメリカにもドイツにも現実に存在する)。日本でも、公道や公有地はともかく、韓国大使館の玄関なら可能だし、個人の庭にも置けるだろうと指摘し、次のように切って捨てている。

「こうした少女像のどこが『表現の不自由』なのか。津田大介ら破廉恥な運動家連中がわざわざここで表現の不自由を作り出したのだ。ありもしない交通事故を作り出す『当たり屋』と同じである」(『バカに唾をかけろ』)

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