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【論説】何を考えているのか全く理解できない菅首相

※菅首相

 

先日のコラムで菅義偉首相の記者会見に説得力がない点を指摘した。7年8か月の官房長官時代、1日に2回の会見に応じ、東京新聞記者の執拗な質問など揚げ足取りを狙った報道陣の取材攻勢も切り抜け、さほど人前に出ることを得意とする印象がない菅氏も質問をかわす能力は相当に上達した。

 

それが今、悪い癖となって表れている。記者からの質問に正面から答えるのではなく、質問内容が何だったかを忘れるようなはぐらかしが多く、左派系メディアが用いる「ご飯論法」が目立つ。ご飯を食べたかと問われて「ご飯は食べてないが、パンは食べた」と答えて、質問の趣旨に正面から答えない答弁である。

 

そのことが首相としての説明責任を果たさない結果となり、政府の対応のちぐはぐさや不明確な判断基準に対する疑心暗鬼を呼んでいる。東京五輪の代表選考会やプレマッチを有観客で行い、本大会を無観客で行うという決定は、誰から見ても納得できない。欧米のスポーツイベントは今、ほとんどが有観客で行われているが、クラスター被害は報じられていない。

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