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「とおる雑言」 「松玉小」連携を期待する   寺井 融 アジア母子福祉協会監事

自公政権に飽きた、けれども立民も頼りないが、今都議選結果ではなかったか。

私は共産党に政権参加の道を開く選挙協力など「もってのほか」と考えている。

そこで期待するのは、維新の会の松井一郎大阪市長、国民民主党の玉木雄一郎代表、都民生活ファースト特別顧問で希望の党創設者の小池百合子東京都知事らの連携である。つまり憎い「松玉小」だ。

①皇室伝統を守り国柄を大切にする②日米安保を堅持し防衛力を強化する③憲法改正に取り組む④原子力の平和利用など環境・エネルギー政策の推進⑤奔放な自由放任主義や主権放棄の行き過ぎた国際主義、あるいは逆に統制経済や偏狭な国粋主義をとらないなど、「基本方針」を明確にした自由・公正・友愛を基調とする民主主義勢力の幅広い結集と、政権交代である。

単独政権がのぞましいが、政策実現のためには、共産党を除く連立政権もいとわない。総選挙まで結集の時間がないとすれば、まず「三者」連携をはかり、総選挙を国民、維新、希望を核とした「統一確認団体」で戦い、後に新党結党だってよい。来夏の参院選は、その新党で戦うのである。

そのためにはゼンセン、電力、自動車などの民間労組の参画も必要だ。経営者団体や農民団体などの協力も歓迎する。二つの選挙を勝利することによって、立憲内の良識派・非共産系との合流もはかっていく。

それで保守(自公)、改革(「三者」新党や立憲良識派)、革命(共産、社民、立憲容共派)の三派が鼎立し、違いが明確となる。

(電子やまと新聞「とおる雑言」二〇二一年七月)