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念願の国旗掲揚により厳粛さを増した本会議場 堀 門太 (山梨県 昭和町議会議員)
「庁舎の屋上に国旗が掲揚されているので議場には必要ない」「町議会は国家のことを議論する場ではないので国旗は必要ない」。これは5年ほど前「昭和町議会の議場に国旗掲揚を求める請願」の審査における反対議員の意見であります。私は、「町であっても我が国を組織する一部として存在し、国庫から支出金を得て予算編成しているのだから本町議場にも国旗があって然るべきだ」と賛成討論したものの、その時は反対多数により不採択となってしまいました。
本町議場には、長いこと国旗が存在せず、前述の請願からも分かるとおり、不満を感じていた住民の方も多く、また、視察などで来る他市町村の議員からも不思議な顔をされることも多々ありました。実際に議場で活動している私も物足りなさを強く感じていたものです。
その請願以降も私は、いつかは必ず「議場に国旗を」との思いを胸に秘め活動を続けてきたところ、議会の改選を経て議員の顔ぶれも大きく変わったことで、再び積極的に仕掛けに出ました。
そして、紆余曲折はあったものの(諸事情により詳細な経緯が紹介できないのですが)結果的にこの6月の定例会から、議場への国旗掲揚を実現することができました。
定例会初日、議場に足を一歩踏み入れると、町旗と並んだ日本国旗がドーンと視界に入ってきました。私は、心の中でガッツポーズ。もう議場の雰囲気は一変しました。厳粛さ、重厚感が増し、場内の空気の張りが全然違います。今後は、より慎重で真剣な議論が展開されることと期待されます。
多くの市町村から見れば、議場に国旗なんて当然のこととなっていますが今もまだ、その当然のことができずに苦労しているところも存在します。
議場への国旗掲揚に向けて、ご尽力されている議員の皆様が、一日でも早く悲願達成できますことをお祈りいたしまして結びとさせていただきます。