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【投稿】 三島研公開講座「私の会った零戦パイロット達の素顔 東風梅子

アルカディア市ヶ谷で開催された三島研公開講座「私の会った零戦パイロット達の素顔」講師神立尚紀氏に参加しました。

今回のお話はカメラマンでノンフィクヨン作家である神立氏が、26年前からお会いになった、300人以上の零戦パイロットの取材を通して、その人物像を浮かび上がらせ、戦後をどう生きて来られたかのお話でした。

終戦時4334名いらした生存者は、現在は上は104歳、下は93歳と数十名しかいらっしゃらないそうです。印象に残ったのは、皆さん自分の事を「死に損ない」とおっしゃっていたと言う事でした。

またお会いした人は、歴戦の勇士の方や、また優秀な指導教官だった方も沢山いらしたが、最初お話を聴きたいと言うと「今まで人の話を聞かないで自分の考えを書く人が多く、体験者にあったと言う証拠にされるだけなので、話すことは何もない」と断られたそうで、そう言う訳で、ほとんどの方は雄弁に語られることはなかったが、そのうち信頼してもらい少しずつお話していただいたそうです。

彼らが散華された戦友に対してどの様な思いを持っていたかは、指導教官だった方は全て、教え子で亡くなられた方の数を、下一桁まで正確に言われていた事に、現れていると思うと話されました。

生き残られた方も戦後申し訳ないと言う気持ちで、日本復興のために生きて来られたのだなと思いました。

また彼らは、「死んだら靖国神社に祀られる」と思って散華した戦友との約束は、理屈ではなく男の約束なので、靖国神社に参拝してきたし、それは「英霊と国との約束でもある」ので、「首相はじめ靖国参拝はすべきだ」と言われていたそうで、その通りだと思いました。