tajikarao「タジカラオの独り言」

拉致問題と沖縄問題は同根 野伏翔(映画監督)

2月19日に封切られた映画「めぐみへの誓い」の上映館は現在全国37館にまで広がりを見せている。5月には新潟市と埼玉県川越市で封切られ、6月には鹿児島市でも公開される。新潟はあの横田めぐみさんが13歳の中学一年生の時、学校のバドミントン部の練習の帰りに拉致された現場であり、埼玉は川口市出身の田口八重子さんが3歳と1歳の乳飲み子を残して拉致された他、特定失踪者の藤田進さんなど多くの失踪者がいる。又鹿児島では増元るみ子さんが吹上浜の海岸から、当時交際相手だった市川修一さんと共に拉致された。いずれも拉致の映画上映には重要な拠点である

先日埼玉県庁に大野埼玉県知事を訪ね、続いて新潟では花角知事、中原市長にお会いして映画上映と拉致問題解決への協力をお願いした。どなたも大変協力的であり多くのマスコミが取り上げてくれたが、特に新潟の協力体制は特筆すべきものがある。現在県内三か所の映画館で公開されているが、新潟市内の「新潟シネウインドウ」は期限を決めずに上映してくれると言う。そしてめぐみさんの誕生日である10月5日と、拉致された11月15日には毎年必ず、めぐみさんの帰還が叶うまで上映してくれると言う。又新潟市内のバスやタクシーが無料で車中広告を掲載してくれている。この当事者意識が日本中にあれば、拉致事件はより早く解決できると思う。新潟の人たちがめぐみさんを思う気持ちを、日本人同士県境を越えて持って欲しいと思う。同じ国の子供は自分たち日本人全員の子供と思う気持になれないものか。郷土を愛するのは良い。世界を愛するのも美しい理想だ。だが国を愛するのは良くないという不思議な風潮が、戦後のこの国にはある。若者は星条旗やユニオンジャックをデザインしたファッションを楽しむが、日の丸や旭日旗には変な目を向ける。このすべては戦後GHQと社会主義者による自虐史観の植え付け、マインドコントロールの結果である。拉致問題がいつになっても解決しない最大の理由は、国家国民を同胞として愛する気持ちの欠如と言っても過言ではない。

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