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【論説】「小池批判を許さない」都が訂正求める抗議文
お笑いタレントのカンニング竹山隆範氏(50)が3月28日の生放送番組「アッコにおまかせ!」(TBS系)の中で小池都政を批判し、騒動となっている。
発言内容は、COVID-19変異株への都の調査が話題となる中で飛び出した。都が、接触感染への警戒を呼び掛ける啓発動画の広告費に「1本4.7億円も使っている」と発言。正確には昨年5月から8月までの期間で使われた費用だったことから、CM明けに竹山氏自ら「4.7億は広告費全体でした」と言い間違いを訂正、謝罪した。
この内容は前日に竹山氏のラジオ番組に出演した上田令子都議(55)が以前から都議会で追及していたもので、かねてから小池百合子都知事(68)の政策に批判的だった竹山氏も問題視した。上田氏はその後の追加調査で、今年1月6日までの広報費は11.1億円に上ったことを明らかにしている。
YouTubeなどに集中投下された拡散動画は、「東京都知事の小池百合子です」という自己紹介から始まる小池氏の個人的なPRという側面が強い。社会がこれだけコロナ禍を警戒する中で公費を使って注意を呼び掛ける必要性が疑問視される動画である。小池氏は昨年7月の都知事選で再選されたが、危機感を煽るほど現職有利となる選挙対策の一環だったのではないかという疑いがある。
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