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尻馬の時代 または付和雷同の時代

 

東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗氏が辞意を固めた。

自民党の売りのひとつが男女共同参画であるが、森会長の発言に関しては「女性差別」との

声が高く、最終的に菅首相判断の決め手になったようだ。

 

森氏の辞任に関しての判断の是非は一旦横に置いて、オリンピック開催の是非にまで話が及び、小池知事が追加発言を行うなど、国を挙げ、国別をあげ、地域をあげ、個人や団体をあげ、誰もが追及を行い百鬼夜行状態だ。

 

民主主義の定義は多数決だった。

しかし、現在は少数者がキャスティングボードを握っている。一人が「あいつは差別主義者だ、偏見に充ちている」と言えば多くの人が、ここぞとばかりに賛同し、それが正当な意見として世間を闊歩する。

ひとつの間違いが、その人個人のすべてが悪となり、間違いだらけの人であると認定されてしまう。

恐ろしい時代ではないか。

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