yukoku「憂国の風」

三島由紀夫没後五十一年を迎えて  玉川博己(三島由紀夫研究会代表幹事)

昨年11月25日私どもは三島由紀夫先生没後50周年の憂国忌を盛大に挙行することが出来た。そして年が明けて今年は「51年目」の年を迎えたのである。この50年間で日本はどのように変わったのか。いや本質的にこの国は変っていないということが言えよう。国の基本である憲法は依然マッカーサー占領憲法のままであり、三島由紀夫が生命をもって訴えた憲法改正はそのきっかけすら見えてこない。本来なら名誉をもって遇されるべき国軍であるはずの自衛隊はその誕生以来のいびつな形は変っていないのである。

三島由紀夫は最後の檄文の中で次のように訴えている。
「日本の軍隊の建軍の本義とは、『天皇を中心とする日本の歴史・文化・伝統を守る』ことにしか存在しないのである。国のねぢ曲った大本を正すといふ使命のため、われわれは少数乍ら訓練を受け、挺身しようとしてゐたのである。」

記事の続きは有料会員制サービスとなります。

2023年3月より新規会員は新サイトで募集しています。
こちらでご覧ください。

Yamatopress Web News

やまと新聞は日本人による日本のための新聞社です。
会費は月額350円(税込)です。全ての記事・コラムがご覧いただけます。

会員の方はこちら