pet「マリの喫茶室」
マリの喫茶室(54) 気の緩みとテレビの罪
あけましておめでとうございます。
ウサギのマリを読んでくださった皆様ありがとうございます。
今年も頑張って書きますので、応援してください。
〇 感染拡大とGOTOが招いた気の緩み
大晦日は、東京は一気に4桁、1300人を超える新規コロナ感染者数が出るというcrazyな状態で年が明けてしまいました。
今年は本当にコロナが収束するのか、不安な年明けとなりました。
コロナ感染経路は接触と飛沫しかないので、人から人へ移っているのは間違いありません。しかし、政治家がどんなに叫んでも、政治家自身の行動が伴っていないので、全然メッセージとして伝わらないので、感染は止まらない。
「GOTOが感染拡大につながったというエビデンスはない」と菅総理は繰り返していたが、一人でも感染者を減らそうとする危機感があったら、GOTOはとっくに中止していたはずだ。
政府には危機感は全くなく、政府が奨励するのだから遊ぼう、旅行に行こう、外食をしよう、という世間全体の気の緩みにつながったのは間違いない。
GOTOバス旅行でクラスターも発生していた。GOTOは、直接的にも間接的にも感染拡大を招いてしまった天下の愚策である。
〇 危機感のないテレビ
さらに気の緩みを助長したのがテレビだと私は思う。
緊急事態宣言終了以降、テレビはコロナなどないかのような映像を日々ばらまいている。危機感を伝えるのはニュースのみ、である。しかしそのニュースでも、コロナ感染者数を伝えるアナウンサーはマスクはしない。
バラエティ番組、ドラマ、歌番組でも、誰一人マスクをしないし、ソーシャルディスタンスも保っていない。
これで、どうやって危機感を伝えるのか?
事実、芸能人では感染者が絶えないではないか。広瀬すずや横浜流星やスノーマンのような若手人気タレントやお笑い芸人まで。
しかし、テレビは、コロナなどないような別世界を相変わらず演じている。
だから、街中では、マスクを外して平気で街を歩き回り、外食をし、電車に乗る若者や一部の高齢者がいまだに絶えないのだ。
そして報道は、GOTO中止で困っている飲食店やホテルの報道ばかり。
GOTO中止したから旅行者が減ったと報道するのは間違いだ。
感染拡大を受けて旅行者や帰省客が減ったと報道すべきでしょう。
人々の気の緩みが感染拡大の一番の原因ならば、まずテレビから新しい日常を実践してほしい。
マスクをしてニュースを報道し、アクリル板で遮蔽して歌を歌ってください。