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コロナ 正しい呼び方 武漢ウイルスは差別!?  記者 永井由紀子

この数年、多くのウイルス被害が増加している。

サーズ、マーズ、鳥ウイルス、など枚挙の暇がないほどの忙しさだったが、終局的な止めといえるのが、中国武漢を発生源とするコロナだ。全世界で2000万人以上の人が罹患し、70万人を超える人々が亡くなった。

 

 

この病気は少なくとも3種類の名前で呼ばれている。

「武漢ウイルス」、「コロナ」、「COVID」である。

アメリカ大統領は「チャイナウイルス」と呼称しているようだが、日本では「武漢ウイルス」は禁句となっている。

 

日本医師会のよると、通称COVID-19となるが、正式名は“SARS-COV-2”となるとの事。「重症急性呼吸器症候群、COVはコロナウイルス、2は2番目」となる。

日本医師会の酒井健司氏の著書によれば、動物や鳥、地名などによる「○○ウイルス、○○病」は差別に当たるため、「武漢肺炎」はいけないという。

これは一時の鳥や豚などの風評被害がかなりあったため、とも述べている。

 

本年2月9日、世界保健機構WHOは「2019-nCoV」と暫定的に名付けた。

何故「武漢肺炎」はいけないのかについて、民族的な差別や国差別が顕著になったからという。確かに、中国人、アジア人に対して敬遠したり、「出て行け」「近寄るな」などの差別があったのも事実である。

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