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【論説】火星移住、テラフォーミングはSFに過ぎない
バンダイナムコホールディングス傘下のEvolving G(東京都杉並区)が11月30日、テレビアニメ「機動戦士ガンダム」放映40周年を記念して建設中の等身大の動くガンダムを報道陣に公開した。コロナ禍で2か月遅れとなったものの、12月19日から有料公開されるという。
等身大ガンダムは、横浜・山下ふ頭(横浜市)の「ガンダムファクトリー横浜」に設置された。高さ18メートルで重量約25トン。腰や首、腕、手足など24カ所もの関節が動く設計だ。背中部分が後方の壁につながっており、全身が宙に浮くことで自由な可動ができるようになっている。前方から見る限り、本物のガンダムが動く様を十分に想像できるリアリティがあり、多くのガンダムファンが生で見たくなる完成度に仕上がっている。
ガンダムと言えば宇宙を舞台とするアニメで、宇宙コロニーで育った主人公のアムロ・レイが超能力のような感覚「ニュータイプ」として活躍。独立を目指す宇宙コロニー「ジオン公国」の軍拡支配に対し、モビルスーツ・ガンダムを操縦し地球やコロニーを守るというストーリーだ。
等身大ガンダム自体は、2009年にお台場の潮風公園で初披露されている。2017年からはユニコーンガンダムがダイバーシティ東京プラザ前に登場し、定時に首やアンテナ部分が可動し、モビルスーツが動き出しそうな光と映像のショーが展開されている。
同じ宇宙の話題で言えば11月17日、民間宇宙開発会社スペースX社の宇宙船「クルードラゴン1号機」が打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした。画期的だったのは、打ち上げに使われた1段目ロケットが、役割を終えると余力を残して離脱。約9分後に海上のドローン回収船に残った燃料で逆噴射し垂直着陸した。再利用することで打ち上げにかかるコストを劇的に下げることに成功したのである。
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