kiji記事
【論説】強毒化する可能性が捨てきれないコロナ第3波
COVID-19の感染者数が世界中で拡大傾向を示している。欧米を中心とした感染者の急増は、一部メディアで第2波として紹介されているが、ジョンズ・ホプキンス大学が公表している感染者数と死者数の推移を見てみると、3月からの第1波に対し、日別の増加数が急増した6月から7月を第2波と報道されていた流れからすれば、今回の急増は第3波とする考え方もある。日々の死者数も緩やかなW字を描いており、場合によっては再び右肩上がりになるかもしれない。
COVID-19のワクチン開発は世界中で進んでおり、臨床試験を経て供給開始が2021年の早い段階となる見通しだ。日本でも来年の前半には全国民に接種できる見込みで、コロナの脅威は一時期よりも縮小しつつあった。また、死亡率が世界全体で下がり始め、ウイルスの弱毒化が見込まれたことも、深刻な脅威から解放された一因でもあった。
ところが、当初語られていた通り、秋から冬にかけて北半球を中心に再び猛威を振るうとの予測が的中しつつあり、寒気の到来によって、通常の風邪やインフルエンザと共に、COVID-19の流行を後押ししているようだ。1918年3月から欧州で大流行したスペインかぜ(Spanish Flu)は、
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