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米大統領選は3日に行われたが、結果が落ち着くのはまだ先になるだろう。どっちが勝っても米国が真っ二つに引き裂かれると危惧する声は多い。しかし、現時点で世界は米国の世論と同様に真っ二つに分かれつつあるのではないだろうか。

トランプ氏を支持する人々の多くが、この4年間の政策実行力を評価する。とくに、大規模金融緩和による好調な経済や、国境を閉ざす一国繁栄主義から転じた対中国包囲網の政策に対し、好感を示している。

とくに、日本では中国への脅威から中国への対決姿勢に転じたトランプ氏に共感を示す声はネットコメントを見ていても少なくない。しかし、それもコロナ禍で自らの失政となった感染症対策を中国のせいにして、あれもこれも反中国に転じた結果に過ぎない。

昨年までの同氏は習近平氏に同調し、ウイグル自治区での収容施設建設に賛同し、北朝鮮の金正恩氏とは2度も直接会い、