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【論説】身ぐるみ剥がされた瀬戸大也選手への厳しい風当たり
日本競泳界のエース・瀬戸大也選手(26)のスキャンダルが報じられたのは9月24日発売の『週刊新潮』だった。自宅から近くのコンビニで待ち合わせた一般女性とホテルに行き、1時間半で密会を終え、高級外車から国産車に乗り換え、保育園に子ども2人を迎えに行ったという。
昨年の世界選手権200mと400mの個人メドレーでいずれも優勝し、東京五輪で最も金メダルが期待される選手の1人だけに、衝撃も大きかった。ANAの所属契約が解除。夫婦で出演していた「味の素」の広告出演契約も解除された。東京五輪に向けたJOCのシンボルアスリートと、競泳日本代表主将についても、自ら辞退を申し入れ、了承された。また、日本水連は、年内の大会出場や合宿などの参加を停止し、スポーツ振興基金助成金の下半期の推薦停止などの処分を決めた。
家族との交流の合間で白昼行われた不倫という衝撃も大きかったようで、瀬戸選手の清廉なイメージが崩壊し、スポンサー企業が一斉に離れてしまった。そして、東京五輪代表の内定を除くほぼ全ての肩書やスケジュールが白紙になってしまった。世界的な選手ということもあり、英BBCや米紙「ワシントンポスト」などでも報じられたほか、アルゼンチンやブラジルなどでは「まるで犯罪者のような扱い」と、不倫行為よりも実質的な制裁の重さに驚いている。
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