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【論説】トランプ氏VSバイデン氏、政策以前に良識問う選挙

バイデン氏の公式HP

 

米国のジョー・バイデン前副大統領(77)が8月20日、民主党の大統領候補に指名された。同氏は指名受諾演説の中で「私たちは結束してこの暗黒時代を克服できる」とし、トランプ大統領(74)打倒に向けて決意表明した。

 

バイデン氏は「米国は4つの危機に直面している」として、新型コロナウイルスと経済、人種差別、気候変動の問題に言及。トランプ氏の政策をこき下ろし、抜本的な対策や国際協調を重視する立場を鮮明にした。党大会は新型コロナ対策のため、ほとんどの行事をオンラインで実施。バイデン氏も現地入りを見送って、地元デラウェア州の会議場からオンラインで支持を呼びかけた。

 

同日、トランプ氏はバイデン氏の生まれ故郷である東部ペンシルベニア州を訪れ、支持者向けの演説をした。共和党は8月24日以降、全国大会をノースカロライナ州で開き、トランプ氏を大統領候補、マイク・ペンス氏(61)を副大統領候補に正式に指名して、選挙戦に臨む。

 

日本の保守層にとって、親共和党・反民主党という固定観念がある。新自由主義を標榜するレーガン政権以降、ロン・ヤス関係や、ジョージ・ジュンイチロー関係など、日本の首相と共同歩調をとる親密な大統領は必ず共和党の大統領だった。社会福祉や国際協調を重視する民主党に対し、自由経済や同盟関係を重視する共和党は、日本にとって頼りがいのある同志だったからだ。

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