天皇陛下の日常のお仕事に、ご進講を受ける、行幸を行うというのは、広く知られている。

今回のコロナ禍の中でも、赤十字、経団連、などの広い分野、専門分野からの御進講を受けておられるという。

７月１６日、新聞の一隅にひとつの記事が掲載された。

陛下が「コロナウイルス下における生活困窮者の事情について」の御進講をお受けになったという記事である。

この日、御所にあがったのは、長年生活困窮者などの社会問題に取り組んできたとされているNPO法人「抱樸（ほうぼく）」の奥田知志理事長である。

記事によれば奥田理事長らが伺いとなっている。この理事長らの「ら」とは誰であったのだろうか。

そこで、この件に関し、宮内庁総務部報道室への取材を行った。

取材の結果、驚くほど無防備で脆弱な宮内庁のシステムへの不安と、そこを舞台にした省庁内の動きが明らかとなり愕然の結果であった。