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【今さら聞けない皇室の基礎知識】 [皇后陛下物語 5年を経て復活した恋] 村田春樹

皇太子と雅子さんの交流は昭和611018日スペイン王国のエレナ王女歓迎パーティでの初顔合わせから、翌62425の高円宮邸での4人での懇談迄続いたが、そこで途切れてしまったことは前回述べた。途切れたのは、小和田恆氏が、62年の年末に電話で関係者に「この話はなかったことにしてください。」とはっきりと断ったからである。さらに留学先のオクスフォードで雅子さんご自身が記者団に断言し、ダメ押しという形になっている。

平成41月、皇太子の東宮大夫への「小和田雅子さんではだめでしょうか」という発言で再度「雅子さん獲得プロジェクトが動き出したのである。そして運命の平成4年8月16日が来た。

48カ月ぶりの再会は仲介役だった外務省OBの柳谷謙介氏の千代田区五番町の自邸だった。(厳密には自邸敷地内の親戚の家)

午後1時過ぎに到着した雅子さんは、玄関前で皇太子を出迎え、二人きりでお茶を飲みながら、お互いの空白の5年間の話をしたそうである。

部屋に入る前、出てきた後のお二人のご様子を、柳谷氏は「終始にこやかで落ち着いていらっしゃった」と語っている。

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