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[李登輝元総統が、台湾を民主化したのは間違いないが、彼を抜擢した蒋経国も転機を迎える要因だった] 堀芳康(國體護持研究家)

蒋経国は当時、美麗島事件で弾圧する側だったが、国連からの脱退と、人権問題で国際的に非難を受けていた。また、本人も重度の糖尿病で健康に自信を失い、経済的にも転機を迎えた台湾で成功を収めたのが李登輝元総統だったと言える。

即ち、独裁政権のターニングポイントだったことと、経済発展の成功が、李登輝元総統の地位を不動にしたと考えられるのだ。
ともに、台湾の未来を考えた李登輝元総統と蒋経国のような関係でなくては未来はない。

日本の場合、今、中国の侵略と人権侵害が自由主義社会の脅威となっているが、宗主国である米国が、日本が自由主義社会の一員であると認めるかどうかが、一つのポイントとなるだろう。トランプのただのゴルフパートナーでは、とても期待は出来ない。

また、国内の反対勢力を抑え込むだけの成果を得ることはなかなか至難の技かも知れない。日本が主権を取り戻すのTPOは、今の軟弱、功利主義政権では出来る気がしないのは確かだ。