taiwan「台湾は日本の生命線」
【台湾は日本の生命線】 [台湾を中国領土と記述する防衛白書!防衛省に日台国民が抗議中] 永山英樹(台湾研究フォーラム会長)
■防衛省の中国迎合姿勢の産物である防衛白書
防衛省が7月14日に公開し、8月中旬に市販予定の「令和2年版防衛白書」は、台湾を中国領土の一部と位置づける記述を行っている。なぜこのような誤記述が行われるのか。もはや同省内に中国のために働く勢力が浸透しているとしか思えない。なぜなら台湾を中国領土の位置づけは、中国政府の「一つの中国」宣伝そのものだからだ。
言うまでもなく中国は、台湾への侵略、併呑と言う国家目標を正当化すべく、そうした虚構宣伝の受け入れを各国政府に要求しているが、それに迎合する勢力が省内で幅を利かせているのだろう。
15日の産経新聞の社説によると、白書は「中国の動向に強い警戒感を示し」、「全く容認できるものではない」と批判ながら、「踏み込みが足りない。『安全保障上の脅威』と明記すべきである」と批判する。北朝鮮については「重大かつ差し迫った脅威」と指摘しながら、中国に関しては敢えてそれをしないのは、中国がそれを許容しない中国への配慮としか思えない(実際に中国外交部は、白書が中国に警戒感を示したことに対し、「必死に中国脅威論を煽ろうとしている。名は白書だが、実際には黒い資料。日本の某勢力の陰湿な心理の表れだ」とヒステリックに非難している)。
それと同様に、「一つの中国」原則を掲げて「一つの中国、一つの台湾」という現実を否定する中国のレッドラインにだけは触れまいとし、台湾を中国扱いにしたというわけだ。
我々台湾研究フォーラムがこの問題について調査を進めたところ、実際に防衛省広報課からは、そうした白書の記述には中国への配慮が働いていることを仄めかされた。
白書とは国民に政策を説明するための刊行物であり、断じて嘘を書いてはならないはずでありながら、それでも敢えて「一つの中国」の虚構を書き入れたのだから、中国に迎合しようとの同省の意思は、よほど強烈なものであるに違いない。
■ここまで大胆な媚中記述の数々
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