from-the-editorial-department編集部より

[年金破綻]

年金は年々削減されている。2014年と1996年を比べると厚生年金は14%も削減されている。
同時に医療費の削減も行われている。
政府はベッド数を2025年までに20万床減らして115万床にしようとしている。
慢性期のベッド数が減れば、高齢者は、自宅、介護施設で療養することになります。理由は簡単で病院では多額の経費がかかるからです。
要は医療費の削減だ。
所が、受け手である介護人材は慢性的な人材不足だ。2025年には、38万人の不足だと言われている。
特別養護老人ホームも不足が言われ、介護難民45万人になるとも言われている。
年金は国との約束で、小泉改革の時に「100年持つ」と言われていた。
それがこの惨状だ。

外国に金を支援する余裕があるなら、年金の維持に回すべきではないか。
真面目に年金を払っていた者がバカを見ることになっていい訳はない。
国防なくして国はないが、民生の安定なくして国はない。
「100年持つ」と言った当事者。この始末をどう付けるのか。