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【しおかぜ推進缶バッチプロジェクトを行って】 民社人権会議 事務局次長 渋谷 憲太郎

このプロジェクトは、特定失踪者問題調査会(以下調査会)が北朝鮮にいる拉致被害者向けに短波放送で毎日深夜に放送される『しおかぜ』を支援しようと、缶バッチの収益金をしおかぜの運営費に充てるべく企画したものである。

 

昨年末から今年にかけて、私共にとある方々から「財政的理由に伴いしおかぜの存続の危機を迎えている」の話が入り、しおかぜを何とか続けさせようと、今回メインで動いて頂いた救う会埼玉の金子渉さんが、我々に提案したのが事の始まりである。

今回のプロジェクトの発起人として金子さんと渋谷の他、特定失踪者家族会副会長の藤田隆司さん(特定失踪者藤田進さんの弟・藤田晋さんの甥)・救う会埼玉の山田義昭さんの4名で進めることとなった。

 

実は缶バッチは金子さんが以前にもブルーリボンをモチーフにしたバッチを制作され、私費を投じて各方面に配布をしていた経緯があった。そのため、拉致問題に動いている活動されている方には金子さんが制作したバッチを付けている状況でもある。

 

2月に調査会村尾村尾建兒副代表と金子さん・私で話し合いを行い、このプロジェクトを進めることで合意した。

それから金子さんがほぼ一人で調査会・缶バッチ業者との調整に入った。

また調査会側の御厚意により、入金先の口座の提供・取り纏め等も行って頂いた。

 

3月26日、調査会荒木代表が記者会見でしおかぜの財政的危機について、記者の前で公表してから、調査会には多くのカンパが届けられた。そして我々の缶バッチプロジェクトも着々と準備が進んだ。

本来であれば、4月に行う救う会・認定家族会主催の『国民大集会』及び連合主催の『中央メーデー』でも直接販売する予定で進めていたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、いずれも中止になり、また拉致関連の集会も全て中止となって、直接販売の手法が全く行えなくなるという非常に厳しい状況となった。

 

4月16日缶バッチの受付が始まる。

最初はどうなるかと一抹の不安が、少しずつ申込を増え始めてきた。

また、ジャーナリストの篠原常一郎さん・チャンネル桜沖縄支局のキャスターを務める我那覇真子さんはじめ、FMコザ(沖縄県沖縄市の地域FM局)の方々にも、拡散の御協力頂いた次第である。

5月17日缶バッチの受付が終了したが、その後も缶バッチが欲しいという問い合わせが、我々の所にも届いた。本当にうれしい悲鳴でもあった。

 

その後も、金子さんと調査会の事務をされている矢可部さんとで、入金確認・発注個数の調整を行った。新型コロナの影響で、制作に時間を要したため、催促の問い合わせにも懇切丁寧に行った。金子さんと矢可部さんには本当に頭が下がる思いである。

6月12日~14日にバッチの梱包・発送業務を行い、お申込みされた方にお届けする作業も終わり、このプロジェクトが無事終了となる。

 

今回本当に多くの方々から缶バッチのお申込みを頂いたほか、多くの現金のカンパも頂いた。コロナ禍で生活が苦しい最中でも支援された方も大勢いる中で、本当に有難いことである。

 

このプロジェクトに賛同して頂いた多くの方々の御協力で、一つ成し遂げることが出来ましたことを発起人を代表して、この場を以て厚く御礼申し上げます。

今後しおかぜの中波放送再開・北朝鮮有事の際の24時間放送等が控えている中、まだまだ皆様のご支援が必要となります。

引き続き調査会へのご支援・ご協力を重ねてお願い申し上げます。

また、拉致問題の拡散を心よりお願い申し上げます。