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〈条例ありきの世界にならないために〉 本の刊行にご協力をお願いします 永井由紀子(すべてのヘイトに反対する会 共同代表)

条例は生活に密着するいわば「市の憲法」といわれます。しかし、最近は本当に必要なのかと頭をひねる条例も増えているのではないでしょうか。

例えば、香川県の「ゲーム条例」(一日の中でゲーム時間を制限する)、神奈川県大和市の「思いやりマスク着用条例」。

本来それぞれの家庭で決めたり親が指導したりするのが当然の話であり、また、思いやりマスク条例なども、あえて条例として縛る必要があるほど市民は愚かなのかという疑問すら持ちます。

それらの、いとも簡単に作られる条例の中でも、これだけは納得ができないのが、川崎市で制定された通称「罰則付きヘイト条例」です。

この条例は、ヘイトワードを投げつけられた、と本邦外出身者(帰化人を含む)が日本人を訴えることが出来、しかも3段階を経て氏名公表と1~50万円の罰金が付いてくるという内容です。

そもそもヘイトは誰しもが持つ感情であり、ヘイトと差別は紙一重といわれますが、一方的に断罪されることはおかしいのではないでしょうか。

そんな思いで立ち上げたのが「すべてのヘイトに反対する会」でした。

昨年の11月の末に結成され、何よりもまず【ヘイトはいけないもの】という前提での合意、更に【作るなら双方向】を目指すこととしました。

 

具体的な活動を前に、必要なことを調査・検討、その結果をもとに活動計画を立てたのですが、今回のコロナ禍となり、議員勉強会、講演会の延期はやむなきに至っています。

その結果、活動の要として、何としても書籍刊行が必要であると至りました。

条令に関して明確となったのが、条例を決める自治体議員が、殆ど条例に内容を知らない、または熟知せず、ヘイト・差別はいけない事というのみで検証をしない方も多いという事実。

同時に、ほとんどの市民はこの条例の内容を知りません。これらのことから、当会では一人でも多くの方に、ヘイト条例に関して知って頂くことが大切だと思っています。

内容も、現在活躍中の評論家、学識者、弁護士など多方面から条例に関して筆を執って頂いているほか、ヘイトに関する各種データを掲載する、日本ではじめて本格的に「ヘイト条例」をわかりやすく語る本となります。

 

現在書籍は冬の時代といわれるが、実際に世に知られていない団体が本を出版するにはかなりの費用を必要とするため、クラウドファンディングで資金調達を考えております。

初めてのクラウドファンディングへの挑戦ですが、応援して下さる方と、ともに本を創るという思いも重ねることが出来るかと思います。

ご支援いただける方は、是非下記のアドレスからの応援をお願い申し上げます。

 

クラウドファンディング

https://readyfor.jp/projects/stopuhates-all

 

ホームページ

https://www.hantai-allhates.com/